2005年03月17日

竹島メモ、産経社説

■【主張】竹島の日 島根から全国に広げよう

 竹島を島根県の一部とした県告示から百年を迎え、その告示日の二月二十二日を「竹島の日」とする条例案が県議会に提出された。現在、竹島は韓国に不法占拠されているが、それが日本固有の領土であることを国民が忘れないための有意義な提案である。

 条例制定の動きに合わせ、島根県は今月初めから、竹島の領有権を訴えるテレビコマーシャルを放映している。これに対し、島根県と姉妹提携している韓国の慶尚北道が同県との交流中断を発表したが、韓国側の抗議に影響されることなく、冷静に県議会の審議を進めてほしい。

 領土は日本が譲れない国家主権にかかわる問題である。政府もこの島根県の取り組みをできる限り支援すべきだ。最近まで外務省のホームページには竹島の領有権について日韓双方の主張が並列的に記述され、どこの国のホームページか分からない内容だった。国会での指摘で改められたが、外務省はもっと主権意識を持つべきだ。

 竹島は島根県隠岐島の北西約百五十七キロに位置し、二島(東島と西島)と数十の岩礁から成る。総面積は〇・二三平方キロで、東京ドームの約五倍だ。付近はアワビ、サザエなど海産物の宝庫である。

 島根県職員の故田村清三郎氏の著書『島根県竹島の新研究』によれば、竹島は江戸時代には「松島」と呼ばれ、その西方にある鬱陵(うつりょう)島が「竹島」と呼ばれていた。当時、「松島(現在の竹島)」は日本側から「竹島(現在の鬱陵島)」へ渡る中継基地などに利用されていたことが多くの文献に記録されている。こうした歴史的な実効支配に加え、明治三十八(一九〇五)年の閣議決定と島根県告示により、日本は公式に領有意思を表明している。

 戦後、独立した韓国の李承晩政権が一方的に「李ライン」を設定し、竹島を韓国領に含めてしまったが、竹島は歴史的にも法的にも、まぎれもない日本の領土なのである。

 今年は日韓国交正常化から四十年を迎え、「日韓友情年」でもある。両国で、さまざまな文化交流の行事が予定されている。友情を深めることは大切だが、それと領土問題は別である。竹島の領有権確認運動が島根県から全国に広がることを期待したい。

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  • 2005年03月17日 03:28
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